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コラム

自己資金を使いきってしまう人が一番あぶない②

2018年5月1日 12:01 PM

ども、中村将人です。

本日も全国から、新規開業のお問い合わせがたくさん来て

おります!!うれしい限りです…

が、しかし!! やはり皆さん同じ場面で間違ったことを

やっている方々が多いのはとても残念でなりません( T_T )

それは、なけなしの自己資金に手を付けてしまうという

ことです。

では、ココで皆さんに質問です。

開業したばかりのお店が窮地に追いやられる1番の原因

とは何でしょうか?下の3つの中からお選びください。

① スタッフが全員辞めてしまった…。

② お客が一人も来なくなった…。

③ 家賃を払うお金も無くなってしまった…。

 

はい、簡単ですね?

 

1番の…スタッフが全員辞めてしまった…というのは

店舗経営者として、とてもツライことだと思います。が

しかし、辞めてしまった原因をキチンと調査してまた

募集すれば店舗スタッフにおいては再度、募ることが

可能ですね。

 

2番の…お客が1人も来なくなった。これも1番と同様

に、お客様が来ないのにも必ず原因がありますから、そこ

をキチンと精査して、再度立て直していくことは十分可能

なのです。

 

しかし…3番の…今月の家賃すらも支払えない状態に陥っ

てしまいますと…有効な手立てを講じることなく、そのまま

閉店を余儀なくされてしまうのです。よって答えは3番。

 

要するに、「 お金が無い状態 」= 「 閉 店 」と

なるのですから、特に開業したばかりの起業経営者にとって

もっとも大事なことは、とにかく自己資金を温存し、店舗を

運営する体力を多く確保しておくことが重要です。

 

私は、このスカイオフィスという会社を起業してから17年

という時間が経過しましたが、その間に多くの起業経営者を

観て参りました。その中で、せっかく意を決して自分のオフィ

スや店舗を持つと決心し、開業まで辿り着いたのに半年ももた

ずに閉店に追いやられていく方々をたくさん目の当たりにして

きました。

 

そうなってしまった方々は皆さん、最初に用意した自己資金

の多くを使って、自分の理想の店舗を作るのです…。気持ちは

とても良く理解できますが、理想の店舗を作るのは、お店が

軌道に乗ってからで良いのです。いくらでもお金をかけて改装

できますから…

私は自分と同じ起業家が大好きです。勇気を出して一歩を

踏み出した経営者のみなさまには、是非とも成功していただき

たいと思います。

ですので、起業する際は…できるだけ自己資金には手を付け

ず、公的金融機関からの借り入れや、キチンとしたリース会社

さんを利用した設備・店舗リースなどを利用して、手元資金を

温存しておいていただければと思います。

店舗を経営していますと、予想していなかった経費が出て

きたりして調子が良い時期があったとしても突然資金に窮する

こともあったりします。

理想としましては、1年間程度の家賃と人件費分は自己資金

として温存して店舗運営をして行っていただきたいモノであり

ます。

今、開業時にある程度の資金があるからと言って、手元資金

を薄くしてしまうことは、私が観てきた中でもっともあぶない

危険行為といえますので十分ご注意ください。

 

自己資金を使わずに開業する…このくらいの勢いで起業家は

あるべきだと私は思うのです。