初めて自分のお店をもつ店舗開業者が１番注意すること
2013年10月18日 12:50 PM
ども、０円店舗開業士＆経営コンサルタントの中村将人です。
店舗を新しく開業するときに一番気をついけないとイケないこと…それは「 自己資金を使うべからず 」という点にすべてが集約されます。
よく店舗開業者の８割が３年以内に消えていく…と言われていますが、その原因のほとんどが、最初の１店舗目を出店する際に「 自己資金のほとんど 」を使い切った状態でＯＰＥＮするタメです。
実際に、ワタクシのところには…多い年で年間５００件ほどの新規開業者さまからの相談が舞い込んできますが、その内の１店舗目の開業者の多くは、コツコツと貯めてきた自己資金を限界までつぎ込んでＯＰＥＮ初日を迎えています。
ＯＰＥＮ初日の店舗オーナーの口座残高が、７万８０００円程度だったのを目にした時は…「 初月の売り上げが全く上がらなければ、このお店は間違いなく潰れる… 」と驚愕したことを昨日のように覚えています。
実際に弊社が資金調達のお手伝いをさせていただいた店舗オーナーさまの中には、お店ができたその月に夜逃げをしてしまったお客様もいらっしゃるのです。
ワタクシは、こうした新規開業者の現状を実際に数多く目の当たりにしたことで…どげんかせんとイカン！！と痛感させられたことから、０円店舗開業士と名乗るようになり、実際に店舗開業者さんの自己資金をＯＰＥＮ初日まで一切使わせないで開業までもっていく手法を考え出すキッカケとなっています。
新規開業者さんは、ともすると…お店がＯＰＥＮしたらソレすなわち成功と勘違いされている方もいらっしゃいますが、当たり前ですがそーではありません。
お店は、店舗を開業してからが本当のスタートなのでありますからして…本番スタートの時点でまったく資金的な体力のない状態では、世の中の店舗間のきびしい競争に勝ち残れるハズがありやせん。
開業してから必要になる「 攻め 」のお金が無いお店は、お客様の満足度を向上させることができない点と、お客様にお店の存在そのものを知っていただくことが出来ないタメ…早々に市場からお引き取りいただくことになるワケです。
まぁ…これ以上書き始めると止まらなくなってしまいますので、今回のコラムでは、この辺にしておきますが、とにかく…最初の１店舗目に自己資金を使わずに開業することこそが、最初の１店舗目の開業をスムーズかつ安全に運営する唯一の方法だとワタクシは確信しております。
新規開業者と言えども、経営者であることに違いはありません。
経営者のすべきことは、毎日資金繰りに追われることでも、日々運営資金の心配に明け暮れることでもありません。
いかにお客様により良いサービスを提供し、多くのお客様に足を運んでもらい来ていただいたお客様の満足度を上げられるか？であるハズなのです。
そのために、先ずはコンセプトに沿った集客活動をすべきなのでありやす。
というコトで、次回は「 お店のコンセプト 」について触れてみたいと思いやす。お楽しみに！！
