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コラム

知らないお店は無いのと一緒…店舗開業の注意点

2013年10月28日 9:02 PM

ども、0円店舗開業士の中村将人です。

台風もひと段落し、最近は少しずつ肌寒くなってきました。

店舗経営者の皆さんも、これから開業される皆さんも、繁盛店にして
身も心も暖かくしていきたいモノでありますな…

さて、本日は…店舗開業者、特に新しくお店を開業される方が陥りがち
な危険ポイントを1つレクチャーしてみたいと思います。

少し前になりますが…ワタクシが住んでいる地元の街を散歩がてら
ブラブラと歩いていると、何やら雰囲気の良さそうなお店を発見!!

「 おおぉ〜、新しい食べ物屋さんができたのか… 」
「 よし、せっかくだから何か食べて行ってみようか? 」となり
友人と二人でそのお店に入ってみることになったのですが…

お店の人が注文を聞きに来てくれた時に話をしてビックリ。
なんと、このお店…OPENしてから既に1年も経っていた…とのこと。

いやはや、家の近所なのにまったく気が付きませんでした。

でもね、実はこーいったことは特段珍しくもなく、極々普通に様々な
地域で日々巻き起こっていることなのです。

何が言いたいか?と言いますと…

特に新しく店舗を開業した「 味に自信があるお店 」さんに多いのが
このパターンで、お店のPRをまったくしない店舗が陥る特徴的な状況
だと言えるでしょう。

つまり、味に自信があるからお客は放っておいても絶対に来てくれる
ハズだ…と思ってOPEN時くらいしかチラシをポスティングしたり
広告を出したりせずに、開店後はお店のPRをあまりしないまま、ただ
ずっと待っているのです。(※そんな、嘘だ〜?と思うかも知れません
が案外多いんです)

すると、ワタクシのようにお店の存在にすら気が付いていない人に
とっては、そのお店自体が「 存在していないモノ 」として扱われ
ていて、どれだけ美味しい料理を提供してくれるお店だとしても物理
的に行くことは不可能です。

そして、もう一つは「 PR 」をすることにお金を使うコト自体を
もったいない…と感じている新規開業者が多いのにも驚きます。

こういう気持ちになるコトの背景には、1号店を出店する時に多額の
自己資金を使ってしまい、お店のPRに回すお金が手元に残っていない
ということも要因の1つとして存在しています。

そうなるともう本末転倒…お店にやって来るお客様は偶然通りかか
って興味をもってくれたお客様を頼りにするしかありません。

近所に住んでいる人間ですら、発見するのに1年という期間を要する
ワケですから…資金力のない個人店などの経営がもつはずもありません。

こうして、新規開業者の多くが3年以内に閉店に追い込まれていく
というワケです。

こういったコトを回避するタメにも、自己資金はできるだけ温存し
0円店舗開業に近い状態で1店舗目を立ち上げるのが最善策と言える
でしょう。

もちろん、2店舗・3店舗目の開業であっても、できるだけキャッシュ
を温存しながら多店舗展開することを心がけることが重要です。

銀行や公的機関であっても、業績が良い時は良いのですが…1番
助けて欲しい時には中々融資をしてくれないというのが実情です
からね…。

ある程度の資金を留保し、借りれる時に借りておくことこそが
店舗展開を柔軟かつ安定的に運営するコツであると覚えておいて
いただきたい。

店舗開業者がドンドン繁盛店になって、起業経営者になりたい!!
という人が世の中にたくさん溢れ出したら、素敵な世の中になる
だろうなぁ〜♬